企業 看護師 メンタルヘルスケア

企業で働く看護師は『メンタルヘルスケア』が重要業務

年々その需要が高まっている産業看護師ですが、産業看護師を置いているほとんどの企業が「メンタルヘルスケア」をとても重要視しています。なぜ企業がメンタルヘルスケアを重要視しているのか、メンタルヘルスケアの現状、その必要性などを考えてみましょう。

 

メンタルヘルスとは「精神面での心の健康」ということになります。なぜ企業でメンタルヘルスケアを重要視するようになってきたのか、ここにはある背景があります。それは、PCの導入・IT化などによる企業の業務形態の変化、能力主義社会への移行、リストラ・派遣の増加・終身雇用制の崩壊による雇用不安、総体的な労働量の増加など、このような急激な労働環境の変化が労働者たちに多大なストレスを与えることになり、ここに心の病と呼ばれるものが急増しているのです。

 

このような背景に加え、様々な人間関係の問題から心を病んでしまい、うつになる社員が企業で急増しているという報告があります。さらに、心の病が悪化して自殺に至るケースもけっして少ないわけではありません。自身の心を自分で完全にコントロールできれば、それにこしたことはないのですが、人の心はとても繊細なものです。企業は専門家である産業看護師の方々に、メンタルヘルスケアを行うことを強く望んでいるわけですね。

 

産業看護師は、メンタルヘルスケアを必要とする社員の相談にのり、様々な諸問題を共に考え、改善し、対象者の精神的な負担を軽減する方向に持っていくよう努力しなければなりません。それこそカウンセラーのような業務も必要になってくることでしょう。それだけではなく、職場の雰囲気・環境が社員の心に影響を与えていないかどうかを考えることだってあると思います。こういった業務は、病院勤務の看護師の方々はほぼ体験することはなかったと思います。大変な仕事ではありますが、あなたのアドバイスが人の心を支えていくのです。考えてみると、これほどやりがいのある仕事はそうそうないような気もしますね。

 

蛇足ですが、産業カウンセラーといった資格を取得し、企業の現場で働く看護師さんはたくさんいます。一人でも多くの社員が心身共に健康な状態で働けるよう、影になり日向になり産業看護師の方々は頑張っているのです。

 

仕事のやりがいは社会・人への貢献という部分にかなりのウエイトがあると思います。病院に勤務する看護師と違う部分もかなりありますが、健康面から人を支え、企業を支え、ひいては社会に貢献する産業看護師はとても魅力的でやりがいのある仕事なのだ、と改めて感じます。